広島県庄原市の福祉用具(介護用品)レンタル・販売、住宅改修の相談・施工
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H.22.03.24



福祉用具(介護用品)のひやりはっと(ヒヤリ・ハット)
〜第2回 車椅子のひやりはっと その2〜


 2回目になります今回は、前回に引き続き「車椅子のひやりはっと」をお送りしたいと思います。
 便利なものほど、危険や注意すべきことがたくさんあるものです。車椅子もその一つで、便利ですが危険もたくさんあります。早速事例を紹介していきましょう。

 事例1
 Aさんは、最近やや痴呆がみられ、歩行も不安定になっってきており、ヘルパーの介助を受けて生活していました。ヘルパーのBさんはAさんをテレビの前に座らせようと、寝室からリビングへと車椅子を移動していきました。
 リビングへ到着し、ヘルパーのBさんが車椅子のブレーキをかけていると、、急にAさんが、フットレストに足をのせたまま立ち上がろうとしたため、車椅子が前に傾きAさんは転倒しそうになりました。
 とっさに、ヘルパーのBさんが体を抱きかかえたため、事なきを得ることができました。

 さて、事例1の原因は何か?フットレストですね。ブレーキをかける前にフットレストからAさんの足をおろすことで、今回の事例は防げたように思われます。
 車椅子のフットレストに関わる事故は非常に多く、事例1のような転倒や、フットレストと床で足を挟んで骨折するなど、重傷または死に至る危険性を含んだ事故を起こすことがあります。
 では、何故フットレストによる事故がおきやすいのか?それはフットレストが介助者にとって死角になりやすいからです。介護者はこのことに注意して、車椅子を使用する必要があります。
 フットレストに関わる事故を防ぐには、フットレストの位置や状況を、停止時や乗り降りの際に必ず確認し、移動の際にもこまめに確認することが重要です。

 続いて、事例2を見てみましょう。

 事例2
  ヘルパーのBさんは、Aさんを介助用車椅子に乗せ、買い物に行っていました。目的の店まであと数メートルというところで、グレーチング(格子状の溝のふた)の隙間にキャスターがはまり込み、その衝撃でAさんの体が前に倒れて車椅子から滑り落ちそうになりました。
 すぐさま、ヘルパーのBさんはAさんの体をつかみ、近くの人に助けてもらい事なきを得ました。

 今回の事例の原因はキャスターですね。キャスターは細い物が多く、ちょっとしたすきまなら簡単にはまりこんでしまいます。結果、恐ろしい事故につながったりします。
 例えば、道端の溝の蓋にはまり込む、線路の隙間にはまり込むなど、交通事故につながる事例が多発しています。
 こういった事例を未然に防ぐためにも、はまり込むような場所があるところは通らない通る場合はキャスターがはまり込まないように注意しながら進むことが大切です。

 次回で車椅子のひやりはっとはおしまいです。さらに、第1回、2回のまとめも一緒に行いたいと思いますので、是非ご覧ください。

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