広島県庄原市の福祉用具(介護用品)レンタル・販売、住宅改修の相談・施工
 庄原市の福祉用具(介護用品)のレンタル・販売、住宅改修の相談・施工のふじハートサービスです。
Last Up Date
H.22.06.29



福祉用具(介護用品)のひやりはっと(ヒヤリ・ハット)
〜第5回 特殊寝台のひやりはっとその2〜


 第5回目を迎えました「福祉用具(介護用品)のひやりはっと」ですが、前回に引き続き「特殊寝台」のひやりはっとをお送りします。
 さて、突然ですはありますが、特殊寝台付属品で代表的な物と言えばなんでしょうか?マットレスやオーバー(アジャストテーブル)など様々な物がありますね。今回はその付属品の中から「サイドレール」に関するひやりはっとをご紹介します。
事例1
  ケアマネージャーが方麻痺を持つAさんのお宅を訪ねた時に起こったことです。ベッドで寝ていたAさんは、ケアマネージャーにお茶を出そうと、自力で起き上がり、ベッドサイドレールを持って立ち上がろうとしました。その時、ベッドサイドレールが抜けてしまい、Aさんはバランスを崩し前に倒れそうになりました。
 その事態にケアマネージャーが気付き、慌てて駆け寄って体を支えたおかげで、事無きを得ることができました。
 ベッドサイドレールは、特殊寝台には欠かせない付属品です。しかし、使用方法を間違えると大変危険で、事故が発生しやすい物でもあります。
 今回のひやりはっとが起こった原因・・・実は「使用方法」に間違いがありました。一体何が間違っていたのでしょうか?
 正解は「立ち上がり」です。では、なぜ立ち上がりが間違いなのか?それは、元々サイドレールが立ち上がりができるような「手すり」として作られていないからです。本来は布団やマットレスの落下及び利用者の落下を防止するための物なのです。さらに、おむつの交換などを配慮し、簡単かつ少しの力で抜ける仕組みになっています。そのため、サイドレールを「手すり」のように使うことは、控えたほうがいいのです。
 では、起き上がり等の「手すり」が必要な動作のためには、何を使うべきなのか?それは「介助バー」です。介助バーは、ベッドに直接固定されるので、起き上がりや手すりとしての使用はもちろん、布団やマットレスの落下、利用者の落下を防ぐことができます。更に、おむつの交換や、寝返りの補助などをする場合には、サイドレールの様に特殊寝台から抜かずに、介助バーの一部(アーム)を回転させることで、簡単に行うことができます。
 よって、立ち上がり等の行為を行う利用者には、介助バーの使用を検討するようにしましょう。もしくは、立ち上がり等でサイドレールを使用する行為には、なるべくご家族やヘルパー等に介助してもらうようにすれば、事故を未然に防ぐことができます。
 さて、続いての事例紹介です。
 事例2
  頸髄損傷で入院中のAさんが、ベッドで背上げを行い、看護師により食事介助を受けていました。食事終了後、別の患者に呼ばれた看護師は、リモコンを使い背上げを一番下に下ろした後、急いで別患者のところへ行きました。
 Aさんがくつろいでいると、下肢に痙性(自らの意思に関係なく、麻痺している手や足が動くこと。ついでに、痙攣(けいれん)とは別物です)が起きました。すると、突然背上げが作動し、上体が起き上がり不安定な姿勢となってしまい、ベッドから転落しそうになってしまいました
 隣の患者がナースコールで看護師を呼んだおかげで、ベッドの背上げを停止することができ、大事故に至りませんでした。
 一体何が原因で上記の事態が起こったのでしょうか?突然背上げが作動する原因、それは特殊寝台の故障!・・・という事も考えられますが、原因はリモコンです
 実は、看護師が背上げを一番下に下ろした際に、リモコンを特殊寝台の上に置きっぱなしにしていたのです。結果、痙性を起こした足がリモコンの背上げボタンの部分に乗ってしまい、背上げが作動したのです。
 「リモコンを特殊寝台の上に置きっぱなしにするなんて、普通ありえないでしょ!」と、こんな意見もあります。しかし、特殊寝台の上にリモコンを置きっぱなしにして起こる事故は後を絶ちません。「ちょっとだけ外の様子を見てくる」「宅配便が来た!」などと、患者や利用者から離れる際に特殊寝台の上に置きっぱなしにしてしまうなど、ちょっとした油断で起こるものなのです。
 他にも、もともとリモコンを特殊寝台の上に置いている方もいらっしゃいます。これは、利用者自身で操作できるようにと、家族による配慮の場合が多いのですが、実は大問題なのです。利用者が寝る→寝返りをうつ(もしくは手などを動かす)→体や手がリモコンのボタンの上に乗る→何かしらの機能が作動→事故発生・・・と、危険極まりないのです。
 では、どのように対処すべきか?それは、リモコンを特殊寝台の上には置かず、必ずサイドレールやヘッド(フット)ボードにかけておくことです。もちろん、少しの間でも、ベッドの上には置かず、サイドレール等にかけることが重要です。これだけで、誤作動を起こす可能性がぐんと少なくなります。また、それでも不安だったり(利用者が認知症を患い、勝手に操作してしまう等)、小さいお子様のいたずらが気になる場合には、リモコンの操作自体を無効にする(電源を切る)といった方法も効果的です

 今回の「福祉用具(介護用品)のひやりはっと」いかがでしたでしょうか?次回は、上記に記述しました「介助バー」のひやりはっとならびに、その他特殊寝台に関わるひやりはっとを紹介していきたいと思います。
 
 皆様からの紹介してほしいひやりはっとや、知りたいひやりはっとも募集しております。ご要望がございましたら、「お問い合わせ」からお願いいたします。















ベッドサイドレール




















リモコン(楽匠シリーズ)

福祉用具のひやりはっとにもどる||ページTOPにもどる

利用規約個人情報について介護サービス情報の公表お問い合わせ
福祉用具のひやりはっと
Copyright (C) 2007-2010 Fuji Heart Service ,All right reserved