広島県庄原市の福祉用具(介護用品)レンタル・販売、住宅改修の相談・施工
 庄原市の福祉用具(介護用品)のレンタル・販売、住宅改修の相談・施工のふじハートサービスです。
Last Up Date
H.22.10.13



福祉用具(介護用品)のひやりはっと(ヒヤリ・ハット)
〜第7回 ポータブルトイレのひやりはっと〜


 第7回目を迎えました「福祉用具(介護用品)のひやりはっと」ですが、今回はポータブルトイレのひやりはっとをお送りしたいと思います。
 ポータブルトイレは、発売当時から今日まで、安全かつ快適に排泄ができるよう日々改良されてきた福祉用具です。おかげで、発売当初より多発していたひやりはっとの報告や事故がずいぶんと減少しました。
 しかし、完全にひやりはっとや事故がなくなったわけではありません。早速、事例で確認してみましょう。

事例1
 ポータブルへの移乗を、ヘルパーに介助してもらっているAさん。この日も、ヘルパーが端座位になったAさんを、ポータブルトイレに移乗させようとしました。
 その際、Aさんの足がポータブルトイレに当たってしまい、ポータブルトイレが後ろへ動いていしまいました。しかし、ヘルパーはそれに気付かずAさんをポータブルトイレに座らせようとしました。
 結果、Aさんはポータブルトイレの端に臀部(でんぶ)を乗せたものの滑り落ちそうになりました。驚いたヘルパーは、思わず抱きかかえて事無きを得ました。
 今回使用していたポータブルトイレは、プラスチック製の旧型のスツール型ポータブルトイレで、近くのホームセンターで購入してきた物でした
 この事例には、いろいろ改善しなければならない事が載っていますね。その中でも、特に重要な3つの改善点を紹介します。
@「ポータブルトイレへの移動や、移乗の際の安全確認をする」
とても大事なことですね。今回の事例では、「ポータブルトイレが所定の位置から移動していないか」という確認を怠ったため起きたものです。他にも「蓋が閉まったままではないか」「移乗するまでに障害物はないか」など、事故防止のために細かいところまで気にする必要があります。
A「旧型のポータブルトイレを使用しない」
旧型のポータブルトイレは、現在のポータブルトイレに比べ、安全性は高くありません。そのため、ひやりはっとや事故が起きやすく危険です。旧型のポータブルトイレをお使いの際は、できるだけ新しいものに替える必要があります。
B「スツール型のポータブルトイレを使用しない」
足腰が強く、立ち上がりや座位がしっかりしている方であれば問題ないと思いますが、今回の事例の様に介助を必要とする方には、スツール型のポータブルトイレは不向きと思われます。理由としては、座位の保持ができない、立ち上がりが難しいなど様々です。
 
 以上の3点が、特に重要な改善点です。
 
 余談ですが、ポータブルトイレなどの特定福祉用具をホームセンターで購入するのは、あまりお勧めできません。ちゃんとしたアドバイスや福祉用具の選定ができる人がいれば別ですが、ホームセンターにはあまりいらっしゃらないからです。
 更に、特定福祉用具購入費の支給制度を扱っているホームセンターはほとんどありません。都道府県から指定を受けた福祉用具専門店もしくは事業所であれば特定福祉用具購入費の支給制度を扱っています。特定福祉用具購入費の支給制度対象の方が特定福祉用具をお求めの際は、お近くの都道府県から指定を受けた福祉用具専門店もしくは事業所で購入しましょう。

事例2
 脳梗塞で入院したAさんは右麻痺を患っていました。排泄の際は、介助を受けながらポータブルトイレで行っていました。看護師が、Aさんを介助してベッド脇のプラスチック製スツール型のポータブルトイレに移乗させようとしました。
 すると、ポータブルトイレが勝手に後ろへ動き出しまてしまいました。それに気付いた看護師は、いったんAさんをベッドへ座らせ、ポータブルトイレをガムテープで固定し、再びAさんをポータブルトイレへ移乗し、問題なく排泄を行うことができました。
 ナースステーションでその出来事を話すと、他の看護師も同じような体験をしていたことが判明しました。
 さて、事例1の改善点で紹介した「スツール型のポータブルトイレを使用しない」・・・残念ながら事例2でも改善されていないようですね。しかし、今回注目すべきはそこではありません。
 ポータブルトイレが勝手に動き出す・・・まさかここでポルターガイスト現象の紹介をしなければならないとは夢にも思いませんでした・・・というのはうそです。すいません。
 勝手に動き出す原因・・・それは床材です。病院の床材はタイルや滑りやすい素材でできていることが多く、プラスチックで出来た軽くて滑り止めのないポータブルトイレなどは、勝手に動き出すことがあります。
 更に、そういった滑りやすい素材なのですが・・・実は家の中にもあります。たとえばです。勝手に動き出すまではいかないでしょうが、座ったと同時に後ろにずれるなんてことはあり得ます。
 家にしろ病院にしろ、このまま使用するのは危険極まりないので、床が滑りやすい場合は滑り止めのついたトイレ用マットを敷くなど対策をしましょう。
 ちなみに、この事例でもっとも悪いのは、「他の看護師も同じような体験をしていたことが判明した」ことです。この「同じような体験」は、間違いなく「ひやりはっと」です。にも関わらず、過去にも同じような体験があったことが判明する・・・つまり、看護師がひやりはっとを報告していないということです
言語道断です!!まったくもって許されることではありません。防げる事故が防げなくなってしまいます。もし、今回の事例と同じ体験をした看護師が、その時ちゃんと報告していれば今回の事例は起こらなかったでしょう
 介護の現場で、「ひやりはっと」だと少しでも感じる出来事があった際は、必ず報告をしましょう。それがどんなに些細なことであったとしてもです。なぜなら、それは「自分にとって些細なこと」であり、「相手」や「周囲」にとっては些細なことではない可能性が高いからです。
 

 今回の「福祉用具(介護用品)のひやりはっと」いかがでしたでしょうか?次回も、ポータブルトイレのひやりはっとをお送りしたいと思います。
 
 皆様からの紹介してほしいひやりはっとや、知りたいひやりはっとも募集しております。ご要望がございましたら、「お問い合わせ」からお願いいたします。




























スツール型ポータブルトイレ



















ポータブルトイレ用マット

福祉用具のひやりはっとにもどる||ページTOPにもどる

利用規約個人情報について介護サービス情報の公表お問い合わせ
福祉用具のひやりはっと
Copyright (C) 2007-2010 Fuji Heart Service ,All right reserved